皆さんこんにちは!
1月に入り、南国沖縄も肌寒い季節になってきましたねー!
体を温めて体調にお気をつけください♪
さて、突然ですが皆さんは海外に行ったことはありますか?
え?僕ですか?ないです!(笑)
お金もないし、海外の情報や、知識がないから怖いし…
おそらく、僕と同じで「行きたいけどお金が…」「興味はあるけど怖くて一歩踏み出せない…」
という人がいると思います。
そこで僕は考え、そして決めました。
海外や留学に詳しい人に取材し記事を書こう!と。
株式会社Umore 平良美奈子社長にお会いしてきました!
本日はよろしくお願いします!
ー事業内容ー
大きく分けて2つあります。1つは海外渡航支援。もう1つは学生のマーケット調査です。海外渡航支援では、留学情報をどこで手に入れられるかわからない、海外に行きたいけどどう動けばいいかわからないという学生に、例えばこういう風なやり方があるよというサポートをしています。後ほど詳しくお話ししますが、海外渡航支援の中の一つに「RYU×RYUフェスタ」というものがあります。
学生のマーケット調査では、海外に行きたいけどお金がない。という子たちと一緒に市場調査をします。学生の意見を聞きたい企業さんもいるので、そこから仕事を引っ張ってきて、学生にいくらかお給料を払いながら一緒にやってもらうことで学生の声を沖縄県内に広めつつ、学生たちに還元できるようにしていきます。
ーRYU✖️RYUフェスタとはー
お話の中にあった「RYU×RYUフェスタ」ってなんですか?
RYU×RYUフェスタとは、琉球×留学を掛け合わせた、沖縄県最大の海外留学フェスタです。例えば、海外留学へ行きたい!って思ってるけど、いろんな理由があって、やっぱり難しいなと思って行動できない子っているじゃないですか?実は、調査をしてみると沖縄県の大学生約70%が「お金」や「情報」がないからといった理由で海外へ行けないという結果が出ました。これから沖縄県がアジアや世界に出て活躍するために、世界の人を受け入れて沖縄県が発展していくためにも、私たちの世代が海外に出ることがすごく大事だなぁとを私も副社長も感じ、そういった情報が集まる場所を沖縄県に作ろう!っていうのが始まりです。
会場にはいろんなブースを用意していて、海外留学してきた人ってどういう経験をしてきて今にどう繋がってるのか?という経験談が聞けるブース。みんなが感じているお金の不安というものは実は奨学金という形で自治体や、トビタテ留学ジャパンといったところで解消できるということを紹介できるブース。各大学も実はこれだけプログラムがあるんだよっていう大学ブース。世界の語学学校を呼んだブースだったり。それに伴う留学から帰ってきたときの就職をサポートする企業ブース。そして、一番の売りは”多国籍屋台村“というところで、様々な国の屋台が1つの場所で楽しめます!楽しんでもらった上で、いろんな情報を持って帰って欲しいなと。第1回が、2017年3月12日沖縄コンベンションセンターであって、第2回が2018年1月27日(土)に開催を予定しています。
RYU×RYUフェスタ2018HP
丁寧なご説明ありがとうございます!RYU×RYUフェスタを開催しようと思ったきっかけはなんだったんですか?
学生のとき、”トビタテ!留学JAPAN”でシンガポールに行きました。そこで観光立国のあり方、というのをすごく肌で感じたんだよね。ところで、宮城くんってシンガポールに行ったことある?
謝ることじゃないから謝らないで(笑)行ってみたらいいと思うよ!2017年11月から就航便が出てるし!
行ってみて感じることは人それぞれだと思うけど、シンガポールを見て沖縄への危機感をすごく感じました。シンガポールという国に、とても大きい博物館やマリーナベイサンズっていう世界的に有名なホテルや、ばかでかい野外ステージみたいなところがあったり、それを取り囲むようにF-1があったり、街中を走るコースがあったりするよ。
そう!めっちゃかっこいいよ!シンガポールには世界中からお客さんがくるんだけど、その大勢のお客さんを収容できる充実したホテルもあるし、楽しいレジャー施設もある。人・モノ・金・情報が集まるような仕組みをシンガポールは作っていて、そこに私はすごく感動し、これが本当のハブなんだって思いました。そこで、沖縄はどうなんだろう?って考えたとき、観光客はたくさんきてるけどそれだけでハブなのか?って。世界目線を持つ学生を増やさないと、沖縄はこのままではだめになる。と感じました。
シンガポールから沖縄に帰ってきて、なにかしたいなーって思っていたときに、照屋葉月(株式会社Umore副社長)に会って2時間以内にRYU×RYUフェスタという言葉が生まれました。彼女自身1人親家庭でお金がなかった中、トビタテ!留学JAPANがあったから海外に行けたっていう経験と、その経験を高校生に広める活動を始めたときに、高校の先生が実は凄い壁でした。情報を学校に伝えようとしても、まとめるのは学校の先生方で、仕事が増えるから先生方はやりたがらない。高校生はすごくやりたいと言うけど、サポートをするのは先生たち。その現状をどうにかしたいという照屋がいて、2人で話した時に、学校間の取り組みによる差が出ないように、誰でも来れるフェスタという形でやってみよう!となりました。RYU×RYUフェスタ物語が始まった瞬間ですね。
トビタテ!留学JAPAN
ーできない理由はマイナスではないー
なるほど!行動力が半端ないですね(笑)僕だったら、何かやりたい!と思っても、できない理由が頭の中に沢山出てきて一歩踏み出せないと思います。平良さんはできない理由とか考えませんでしたか?
できない理由しかなかったよ。(笑)でも、できない理由あげても意味がないと思ってる。今でこそ挙げるとしたら、人脈がない、お金もない、RYUフェスの価値がどのくらいあるかわからない、教育関係の繋がりもない、英語喋れない、留学2ヶ月しか行ってない、奨学金の借金はある…今考えたら普通やらないよね。(笑)
できない理由がとても多かったんですね!驚きました。
でも、できない理由ってマイナスではないと思うし、これをやったら死ぬっていうのもないからね。どうにかこうにか問題はあったけどRYURYUフェスタ2017は無事に開催できました。
イベント当日の動員人数は何名くらいだったんですか?
全体で1000名オーバーで、高校生が4.5割、大学生が3.5割、親御さんたちが2割でした。イベントに来て初めてトビタテ留学JAPAN!の存在を知って、今トビタテ留学JAPAN!で海外にいってる人もいます。実際に動いている人がいることは本当に嬉しいことです。
ーイベント開催までの間に一番大変だったことー
RYU×RYUフェスタ2017開催までの間に、いろいろと大変なことがあったと思うんですけどどういったことが一番大変でしたか?
いろいろありましたが、一番は自分の力量でしたね。例えば、RYUフェスやりたいって来てくれた子がいたとして、その子のためにこっちがなにを提供できるのか?その子がやりたいことをさせてあげられるのか?などを組織のトップとして組織全体を作り上げるというところで自分のいろんな大変なことはありました。協賛集めや、企画を作るとかは必要な大変さだからわかるんだよね。だから耐えられるんだけど、組織ができてないということに関しては私自身が一番大変でした。私を長でいさせてくれるのは周りのみんなのおかげだから、その子たちに常に何を返してあげられるかなというところはいつまでも課題ですね。
ーイベント開催までの間に楽しかったことー
RYU×RYUフェスタ2017開催までの間にどういったことが楽しかったり嬉しかったですか?
まず楽しかったことは、ゼロから作り上げるというところ。前日にみんなで会場を見て初めてそこで気付くんだけど、こんなでかい箱でやるんだみたいな。今まで部屋の中でずっと考えてた企画、今までずっと連絡とってるパソコンのような小さな世界でやっていたものをこのコンベンションセンターでやるんだ。人は来てくれるのか?とか会場をこれから創っていくのか準備していくと数時間で考えてた通りにできていき、そのときに鳥肌がたちましたね。本当にできるんだみたいな。
開場した瞬間に、たくさんの方が来てくださって、中に入っていくのを見て感動しましたね。そのあとにアンケート結果をひとつひとつ丁寧に見て、本当にみんな嬉しいことを書いてくれて、年に2回やってください!とか来年また来ますとか、欲しかった情報がありましたとか、そこで初めて、今まで自己満足のように私がいろんな人を勝手に巻き込んでいろんな迷惑かけて来たものが、自己満足じゃなかったんだと思えた瞬間、それをみんなと創り上げられたんだという充実感はでかかったね。
そして、実行委員ひとりひとりの力量が出てくるのが楽しかった。この子こんなにできるの!?みたいな(笑)人が変わったように進化し続けるのを見て、負けてられないなって本当にモチベーションになった。こういう風な考え方あるのか、こういう仕事の進め方あるのか、この子人との対応丁寧だなとか勉強になることも多かったです。
ー起業したきっかけー
RYUフェスの次を作らないといけないなというところがきっかけですね。ただ、中学生くらいのときからいつか起業するんだろうなみたいな思いはあって、今会社を3人でやっていますが、1人は中学校の同級生で仲がいいんですけど、「私、将来起業するから一緒にやろうぜ!」という話を当時彼女(山崎美里)に言ってたみたいです(笑)それで、RYUフェスが次年度の動きを考えたときに、起業するからっていう話を彼女に持ちかけて、「一緒にやろう!」って誘ったら来てくれました。
すごすぎです!誘った平良さんもですが、山崎さんは仕事を辞めてきたんですよね?
ー起業したい学生に一言ー
起業するといろんな大変なことがあります。資金繰りもそうだし、仕事を取ってくるのも大変だし、様々あります。でも、こういう思いで起業してますって言ってたら応援してもらえる。それをいつかこっちが返せるようになるっていうのは私が折れられないモチベーションというか、絶対折れないモチベーションです。恩をもらえばもらうだけモチベーションになります。応援していただいている方々に顔向けできるようになりたい。それがモチベーションで頑張ろう頑張ろう頑張ろうになるから起業したいって子達がいるとしたら、応援されるような人、そして内容か。そしてそれは共感を得られるものなのか。でも1番は、なんの為に起業するかだよね。
ー働くとはー
「恩返し」と「恩送り」かな。私は学生の頃からいろんな人にお世話になって、たくさん恩を頂きました。その頂いた恩を、次の世代に送りたい。それが誰かのためになっていってほしい。応援してよかったって思ってもらえる人に自分がなるのが恩返しになるなら、それが私にとっての働く意義かな。
ー学生へのメッセージー
様々なことに挑戦している平良さんはとてもキラキラ輝いていました。
株式会社Umoreをきっかけに海外や留学に興味を持ち、1人でも多くの学生にグローバルな人になってほしいなと思ったのぞでした。
1月27日(土)予定が空いている方はぜひ、RYU×RYUフェスタ2018へ。
RYU×RYUフェスタ2018HPはこちら▷https://ryuryufesta.github.io/
平良さんありがとうございました!
Special Thanks 平良さん
Written by のぞ
Photo by のぞ